こんにちは!沖縄でベビーシッターをしている、るかです。
ママやパパと離れるのが寂しくて泣いてしまう場面って、保護者の方にとっても、子どもにとっても、胸がぎゅっとなる時間ですよね。
今回は、別れ際に泣く(分離不安のような)場面で、実際にうまくいった対応を1つご紹介します。
結論から言うと、研修で学んだ「家族写真」を使うことを試したところ、泣いていた子がスッと落ち着くきっかけになりました。
アメリカの保育園で行われている「家族写真」を使った子どもの気持ちの整え方
先月、ベビーシッター研修に参加した際に、講師の方から印象的なお話を教えてもらいました。
アメリカのとある保育園では、家族が恋しくなった子どもが、家族の写真を持って小さな個室で自分の感情と向き合い、気持ちを落ち着かせているというお話です。
その園の中には家族写真が飾られていて、自由に出入りできる小さな個室があるそうです(ここでいう“家族”は、パパ/ママ/その子が一番信頼している人を指します)。
寂しくなったり辛くなったりとネガティブな感情になった時には、自ら写真を取って小さな個室に入り、しばらくするとすっきりした顔で出てきていた、というのです。
私はこの話を聞いた時、「写真を見るとかえって会いたくなってしまい、寂しさが強くなるのではないか?」と思いました。
しかし心理学の考え方では、子どもが感じているネガティブな感情を無理に抑え込むのではなく、まずはその感情を受け入れ、認めることが大切だとされています。
例えば、子どもの発達心理学では「愛着(アタッチメント)」という考え方があり、子どもは安心できる存在を思い浮かべたり感じたりすることで、少しずつ気持ちを落ち着かせることができると言われています。
つまり、寂しさを無理に忘れさせるのではなく、大好きな人の存在を感じながら自分の気持ちと向き合うことが、子どもにとって安心につながるのです。
研修で聞いた「家族写真」の取り組みは、まさにその考え方に基づいた方法なのだと感じました。
そして私は、自分が感じていた疑問が思い込みだったのかもしれないと気づきました。
実際に試してみた|ママと離れると泣く4歳の女の子への対応
定期的にご依頼をいただいているご家庭に、4歳の女の子(Aちゃん)がいます。
最近Aちゃんは、パパやママをお見送りする際に寂しくて泣くようになっていました。
いつもはAちゃんの傍で気持ちの切り替えができるまで見守っていたのですが、研修後、Aちゃんが泣いている時に、私は「じゃあ、写真でママにハグする?」と聞いてみました。
すると泣くのをピタッとやめて、「うん」と頷いてくれ、一緒に飾ってあった写真を取りに行くことができました。
その日のAちゃんは、時々写真を眺めながら「ママも一緒に連れて行く」「ママも買い物に行きたいはず」と嬉しそうに言って、習い事や買い物などの外出に写真のママを連れていきました。
終始機嫌よく過ごせました。
私は「写真で余計に寂しくなりそう」だと思っていたのですが、反対に、写真があることで気持ちの整理ができているように見えました。
私は、写真効果の即効性と、写真であっても”大好きな存在を感じられることがこんなにも安心する”ということに驚きました。
Aちゃんは写真を通して、自分の気持ちを落ち着かせることができたのです。
私がこの出来事から学んだこと
今回の出来事で、私は自分の思い込みに気づきました。
「こうしたら逆効果かも」という大人の予測が、子どもには当てはまらないことがある。
子どもの気持ちの整え方は、子ども自身がちゃんと持っている。
そして、その方法を見つけるためには、私が学び続け、子どもの声をもっとしっかり聴く必要があると改めて強く感じました。
研修でこのお話をしてくださった講師の方、そして日々学ばせてくれる子どもたちに本当に感謝です。
これからも、私も失敗しながら、子どもたちと向き合っていきます。
